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「ジュスティーヌ(子供)11c」 RP。
ジュスティーヌは繋げるとグレードが13になるルートの一部なので
触らずにおこうと思っていた(フラッシュのためにね。)ルートだけど、
期せずしてヌンチャクがかかったので思わず登ってしまう。。
まあ、雨の日に登るには良い岩でいずれにしても避け続けられないルートだとも
思っていたので良しとした。
3便目でRP。
詳細は他クライマーさんのオンサイトの妨げになるので割愛するけど、
個人的には得意系のルートだった。
けして簡単ではないから3便を要したけど、
ムーブの精度が上がればおおむね納得の数字。
はまらなくて良かったと安堵。
というか実は本気トライの前になんと13aのルートに触っている。
一緒に行ったHさんの勧めで、僕、かわぞーにはオーバーグレードだけど、
繋がらなくても各セクションのムーブこなせるはずだから、
一緒に登って遊ぼうとの提案。
未登のルートに安易に触ってしまって良いかと迷ったけど、
最終的に目指すルートのステップになるならこれも戦略かという考えで
取り付いて見ることに。
これがもう、ボルト間各駅停車。。
ひとつひとつのセクションがボルダーのようで
結果として核心下までは登れたのでこなせないムーブではないけど
繋げる要持久力はまさにグレード「13」。
核心と思われるセクションに至っては終にムーブを発見する事が出来ず、
トップアウトすら出来なかった。。
浅いポケットやマイクロカチを保持出来ないと起こせないムーブがあるのでは
ないかという推論でHさんと納得。。
ムーブの精度を上げれば核心下までは繋げられそうだったけど、
核心ムーブが分からない現時点ではルート完登の可能性については不明なり。
ここで特出すべく感じた事はひさびさに厳しいクライミングだった事。
激しくパンプする腕と荒い動悸、テンション後の消耗感は、ここ最近RPを目指し取り付いている
ルートには無い状態で、クライミング1年目に何度登っても歯が立たないルートに
取り付いていた頃を思い出した。
5便以内のRPを目指すルートでは能力にいくらか余裕があるために
著しい消耗は無いのだろう。
でも、オーバークレードとも言えるクライミングでは限界以上のクライミング力を求められるために
体が悲鳴をあげるのだろうな。
翌日にはここのところ無かった筋肉痛にもなった。(笑)
(これもとても良さそう。)
この事から言えるのはオーバーグレードのルートもトレーニングとしては
とても良さそうだという事。
そりゃそうだろうな。ジムでもどんどん限界グレードを上げていく登りで訓練しているのだから、
岩においてもそんな精態形化とは対極的なルートが必要なのだろう。
オンサイト(あるいはフラッシュ。)を自ら無効にしてしまう行為だけど
この方法で発生するこれまでに無い未知の高度な動きの要求は、
新たなクライミング力アップとなるとても有意義な方法だろう。
ただ、ひとつひとつのムーブがこなせる高グレードルートなら、なんか期せずして13あたりも
RPしてしまいそうな気すらするがそれは13を舐めすぎだろうか。。(笑)
あわよくば「13クライマー」…なんて。(笑)
*本日の肝。
・高難度の未知の動きを要求されるオーバーグレードのルートは
新たなクライミング力アップにとても有意義だろう。