「マントライザー 7b」完登。
新年初登り。
昨年末に触ってみたマントライザーを登れた。
乗り込んだ後にひっくり返りそうになるのを我慢する、とてもバランシーな課題だった。
当日は前夜からの雪で、ほとんどのルートに雪が積もり残念な感じ。
それでも、今回、狙いの課題、マントライザーは地形的に無事だった。
早朝、触ってみるも湿気ってるみたいで、すっぽ抜ける。
雪もけっこう降って来たので待機。
10時過ぎ。
雪も小降りになって来たので、再トライ。
「おお、フリクションがちゃんとある。」
これなら、戦えるかも。
前回(一週間ほど前にも来た。)も登っている課題なので、ムーブはもう分かっている。
リフレッシュしていれば充分戦える確信はあったので思い切ってトライ。
おおッ、終了点わずか手前まで来た。
オレ、ガンバ状態。
しかし残念、、フォール。
しかも小指と薬指から流血。
小指は血が止まらなく、なんだか戦意を喪失しかけて来た。。
う~む、レストがてら、とりあえず手当てをする。
しばらくして、再トライ。
うんうん言いながら、何度かトライを繰り返すうちに先ほど落ちた高度に到達。
後は気合いで終了点!
「おりゃあッ!はうッ!?」
この時点になるとけっこういい高さなので、触った事の無いホールドに飛びつくのが怖い。
思い切りの悪い中途半端なムーブで、またしてもここでフォール!
ところが今度はクラッシュパッドの無いところに落ちて、グヘッ!っとなる。
「なんだよ~ッ、、クラッシュパッドここ無いしぃ~、、」と独りでぶつぶつ。
その後も何度かトライを繰り返すがなんだかヨレて来た感アリ。
この課題は指の消耗が少ないので落ちてもすぐに取り付けるのだけど、 (1日に50回は
繰り返してると思う。) 体幹はやはり少なからずヨレて来る。
「あ~あ、もう限界かな。」ととりあえず、クライミングシューズを脱ぎ、周辺をうろうろする。
後、もう1回靴を履いて、それでダメなら次だなと決める。
うんうん言いながら、トライ。
微妙な違いだけど、ムーブがとても楽になる、とある動きを発見!
何度かは落ちてしまうも、これまで最も嫌な部分がとても楽になったので、 後、数回繰り
返せば、これは狙えると確信。
例の終了点直下に来た!
先ほどのグランドフォールがよぎる、、
「うぅ~、こわいかも~ッ、、」
でも、完登したいので気合いッ!
とめたー!
マントライザー、完登。
ただ、こんな時期のボルダーは独り。
登った証が欲しいところだけど、ジェントルメンシップに委ねるしかない。
ところが付近にノースケイブジムの常連さんカップルが居た。
視界に入った彼女さんに「おーい。」と声をかける。(笑)
マントライザー7b、完登。
その後は指に強い負荷のかかる課題で保持力を使い切り、保持力がなくなったところで、
マントライザー横のレイバッククラックを登る。
レイバック、指ジャムどちらでも楽しい易しめな課題だ。
登り終えて飛び降りる際、クラックに指を入れていると残りそうで怖い。
でも、降りない事にはしょうがないので気を付けてランディング。
そんなクラックも楽しいアヨロ。
新年早々、縁起の良い登り初めを迎えられた。
[いいですね]
投稿情報: 風の音 | 2010/01/05 22:09
[いいですね]
>風の音さん
ありがとうございます。
とても厳しい戦いでした。(笑)
今年もよろしくお願い致します。
投稿情報: かわぞー | 2010/01/06 17:30