4/13
「ひよどり越え11c」 RP。
RPまでには4便要した。
ある一手が決まらなかったためだ。
原因は分かっていて、慎重になりすぎて足が上がっていなかった事。
(まだフォールの恐怖による能力半減もある。)
是が非でもホールドを保持するという気合が足りなかった事だった。
当日のトライは初取り付きからすでに4便目。
自分の中で5便トライしてダメならこれまでのルートを登り込んで再トライという
「出直しルール」があるので追い詰められつつある状況。
それに周囲には顔見知りのベテランクライマーさんも居るので
ぬるいクライミングは出来ない。
それらの要素も手伝い今回は精神面、物理的にもかなり思い切って突っ込み、
気合でホールドを取りに行った記憶がある。
これまでとの違いは怖がらずに足を上げた事で
やはり恐怖を感じて腰が引けている時の足の位置は往々にして低いのだろう。
それがRPまでに4便を要した原因だと思われる。
たしかに初取り付きから数便では気持ちで負けていたという自覚があった。
もっと突っ込めまば結果は違っていただろうと。
改めてクライミングはメンタルのスポーツと実感。。
道中帰り道、RPの話となる。
平素クライミングを指南してもらっている方から「ピンクポイント」なる話しを聞く。
つまりRP時における残置ヌンチャクの有無。
現在のボルトルートの主流ではヌンチャクがすでにかかっているルートを完登しても
RPであると定義されている。
逆に自分でヌンチャクをかけながら登った完登は「マスター」と言われる。
ただ、クラッククライミングにおいては今もマスターで完登、つまりクラックにカムやナッツで
支点を作り、そこにプロテクションを取りながら登った上で初めてレッドポイントと
認められるらしい。
よって、先行者が作った支点(カムやナッツの。)でプロテクションを取る場合は
ピンクポイントと定義されるとの事。
(たしかにクラックルートにおいて既存の支点は無く、カムやナッツで作らなければならない。)
そういった考えを踏まえた上ではポルトリングの支点が打ってあるルートにおいても
厳密にはマスターによるRPが望ましいという考え。
たしかにツアーなどでオンサイトを狙う時に残置ヌンチャクがある事は少ないだろうし
より自分の力のみでルートを登りきるというクライミングの精神にも沿ってる考えだと思う。
とは言えさすがに現在自分が取り組んでるボルトルートにおいての
「初取り付きから5便以内RPルール」では残置ヌンチャク使用のRPは許容とするけど、
あくまで最終的には各ルートをマスターで登れるようになるよう心がけたい。
*今日の肝。
・メンタル面の重要性を再認識。
・メンタル面の強化、コントロールは重要。
積み重なると将来的な結果に大きく影響するだろう。
要するに気持ちで負けないという意識を強く持つこと。
コメント
コメントフィードを購読すればディスカッションを追いかけることができます。