二度目三度目のトライで起こる反復学習効果。
一度目でとても辛く感じたムーブがわずか次のトライあるいは再々トライでは
大幅に楽になる現象。
例えば「アラクの伊達男11d」。
ムーブがこなせずやっとの事でトップアウト。
RPまでのトライ数がかかりそうだったが次のトライでRP。
「ワンダーボーイ11b」。
難しいムーブは無いが核心に至るまでの手順を間違うと
大変消耗する。
やっと手順を把握したがすぐには無理かと思っていたら
次のトライでRP。
これらの例が示すように反復学習効果が登攀に与える影響は大変大きい。
要はムーブの精態形化がより進んだと推測されるが
これらの事実から言える事は一度目のトライでとても辛く感じ打ちのめされたルートでも
二度目では大変楽に感じる可能性があるという事。
オンサイトトライでほとんど得たものが無いようでも
無意識下で認識している情報(ホールドの形状、スタンスの位置、レストポイント、
ムーブ等)は大変多いのだろう。
(だからオンサイトの価値は高いのだけど。)
よって自分自身に負の自己暗示をかけてしまわないように注意し、
次のトライではRPの可能性が大いにある事に留意しつつRPトライしたい。
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