「見ちゃヤダ 11c」に触った。
クラシカルなルートで複雑なホールドの位置関係だけど足をうまく決めれば高度が
上がって行く。
ボルダームーブを多用するルートとは対象的。
最初の取り付きではムーブの組み立てがとても難しく感じたけど、例によって二登目
三登目となって来ると最初より比較的スムーズに高度を上げられるようになった。(*)
(*)再登効果
一度目でとても難しく感じても一度経験したムーブは体が覚え神経系が繋がり、
二度目では飛躍的に登れるようになるという現象と理解して良いだろう。
(逆にその現象を指して初登時はルートの状態が分からない楽しいクライミング。
二登目以降は仕事。。という概念もある。)
ただ、このルート、終了点下がなかなかのランナウト具合。
2登目で核心(個人的な。)を越えて比較的安心出来るクラックホールドを保持出来た
のだけど、如何とも体を上げられない。
ランナウトに対して気持ちで負けてしまうのだ。。
もちろんフォールしても危険は無い事は承知してるのだけど、どうしても高度を上げられ
ない。
結果として自らの意思でフォールしてしまうという、とても不本意な事をしてしまった。
個人的には気持ち核心。
心が折れたというやつです。。
アンジェラの時もそうだったけど、こういうのって慣れるという事が無いのですかね。。
もっと強い負荷、つまりもっと高い所からドカっと落ちる経験をすれば良いのかな。
冗談抜きでバンジージャンプなんかの経験も良いのかも知れない。
以前のアンジェラの時にこういうランナウトを楽しめてこそ・・・みたいな事を書いたけど、
なかなか難しい。
もっとクライミング力がアップして当該のランナウト地点を余裕を持って登れれば怖いと
思う感情も軽減出来るのかもと思うのだけど、それはフォールの恐怖を克服するという
根本的な解決にはならないのでやはりダメか。
本能的な心理のコントロールなのだから慣れるしかないのだろうな。
当然だけど、人間の心理のコントロールは難しい。。
*今日の肝。
・再登効果。
一度目に大変難しいと感じたムーブも二度目三度目には
不思議とこなせるようになる。
神経系が繋がり体がムーブを理解するのだろう。
・比較的長めのランナウト後のフォールによる気持ちの萎縮。
解決法は「習うより慣れる。」しかないのだろうな。
コメント
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