初めての岩場、奥立岩へ行った。
市街地のすぐそばに在りアプローチは手軽だけど、ルートのクオリティは高く感じたとても
良い岩場だった。
旭川にあるのだけど、旭川の近くには神居岩やその付近にはボルダー群があり、旭川の
クライマーさんはとても良い環境に住んでおられますね。
山が好きな人なら大雪山も近く、夏も冬も楽しませてくれるだろうし。
「黒部源流 11c」 RP。 5便。
下部ハングに取り付いて登り出し、薄かぶりのフェイスを登る。
このルートであれこれ考えたのはルートの左右の岩の形状による、ホールド、スタンスの
限定の可否だった。
ハングを越えたフェイス辺りが特に顕著でホールドの形状の関係からどうしても左に張り
出したくなるスタンスがあるのだけど、どうも使ってはいけない(限定により。)ような気もす
るし、でも、グレーディングからするといくらなんでもアリな気もした。
その他にも右側に置くと楽になるスタンスなどもあったけど、結局、RPする段階では左に
張るスタンスのみ使用して登った。
他のベテランクライマーさん曰く、下部取り付きの右側のスラブ状の岩さえ使わずにおお
よそボルトから離れなければ大きな限定は無いとの事だった。
個人的な体感グレードも付与されているグレーディングで相応な気がした。
こういうホールド、スタンスの使用可否が微妙なルートではクライマーが良しとするルート
構成の美意識みたいものを問われるのだろうな。
実際に使ってはいけない場合もあるだろうし、登る者が個人的に納得のするラインの場合
もあるだろう。
そんな意味では今回のルートは納得の行くラインで登れたと思うし、そういう事を考えなが
ら登り終えるのもとても充実感を感じた。
マニアックな概念だけど、フリークライミングならではの楽しみ方だと思う。
*今日の肝
・道具を使わないフリークライミングだからこそ、こだわったライン、
こだわったスタイルによる登攀をしたい。
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