ひさしぶりに泊りでのクライミング。
ちなみに青巌峡で泊まりは初めて。
夜はキムチ鍋、朝はおじやで僕が食当。
青巌峡近くの熊崎農園さんでおいしい野菜を買い、オリーブオイルとごまで焼く。
焼いた野菜と鍋をつつきながら夜半まで四方山話がたのしかった。
さて、クライミングですが。
パラグーに相変わらず手を焼いている。
核心一手のポケットが決まらない。
デッドで取りに行く形になり狙いが定まらない上にポケットもバチ効きというわけではない
ので、振られると保持し続けられないのだ。
調子の良し悪しなのか気持ちの入り方の違いなのか、先々週の取り付き直後の方がま
だポケットが決まる確立が高かった。。
下部でのわずかな消耗も致命的な失敗要素になるのか、ある程度強い保持力が必要な
のか(今の自分ではその両方かな。)ともかく試したムーブではRPがとても困難な状態が
続いていた。
結局、知り合いのクライマーSさんの発見したムーブを用いてみたところそれが最も安定
してポケットを取りに行けた。
他人のムーブを見てしまうのもショボイけど、あまりにも発見出来ず、とりあえず他のルー
トに進もうかなと思っていたところなのでついつい見てしまう。
絶対見ないぞみたいな強い気持ちが無いのだよな、僕には。
次回はSさんムーブを取り入れて、RPしたい。
最近思うのがスタンス、足の位置の重要性をとても感じる。
実は今回のパラグーでも足を決める事によってポケット取りが格段に楽になったのだ。
(核心他の部分ではヒール、トウフックを使う事は自分で発見出来、とても楽に通過出来
るようになった。)
足の位置が大事などという事はクライミングの技術書にも書いてあるあたりまえの事なの
だけど、僕の場合、解決出来ないムーブを探っている時、大抵、足を置くスタンスの位置
次第で解決してしまうのだ。(「爆発するぜ」もそうだった。)
それもほとんどが他クライマーさんの指摘でやっと気付くといった始末。。
まだちゃんとルートを見る目が無いのですね~、自分には。
オンサイト能力の高いクライマーは足を張る事で重心が安定するなら、ルートを初見で自
然とムーブが出てスタンスを探せるのでしょうかね。
こういう部分がきっと、経験値の蓄積としていろいろなルートに触ると良いという所縁なん
でしょうね。
もし自分にもそういう視点があれば、今回のパラグーも自分でムーブを発見出来たかも知
れないと思うけど、きっとこういうのも経験の積み重ねなのだろうと。
そんな意味も込めて、今はジムでも足が切れると辛く、切らないムーブだと大変に具合が
よろしいという課題を意図的に作っていますよ。
足ブラパワー系クライマーを困らせてニヤニヤしているというのもあるけど、もちろん本来の
狙いは自分自身のクライミング力アップのため。
実は僕も自分自身をパワー系の力で解決みたいなクライマーだと思っていたけど、それだ
と限界もすぐ訪れ、何より力学的に合理的とは言えないですよね。
足ブラになると消耗するし、ホールドも体に張力が働いていれば効くけど足が切れて重力
だけによる力のかかり方になると保持が叶わないなどと言ったホールド、ルート構成も多
数存在するし。
だからジムでも極力スタティック、極力足を切らないといったムーブを追求しているところな
のです。
よく、猫足(猫のようにそっと歩みを進める様子。)が良いと聞くけどそれもとても意識して
登るようにしている。
持久系トラバースでもそうだし、余裕のあるルートでアップやダウンをする時にも猫足でそ
っとスタンスに置く、あるいは小さいスタンスならねじ込むような感じで置いたりもする。
とそんな風に最近はスタンスの重要性を強く感じているところなのです。
*今日の肝。
・足は大事。最近は足が切れない登りを意識。実践も出来ていると思う。
猫のような足の置き方、「猫足」も大事。
困った時(体勢が安定しない時は特に。)は足の(張る)位置を探そう。
コメント
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