先日は精態形化を図る際の課題の強度について書いた。
今回は本気トライ(ジムボルダー課題の。)の強度について考える。
一般的に推奨されている方法では、まずグレード11台を何本登ってから12、次は12台を
何本登ってから13、といった形がある。
その方がいろいろなムーブを経験出来るし、そうする事で、より高いグレードの難ムーブや
消耗とも闘えるようになれるからだろう。
ただ、ジムのボルダー課題では少し事情が変わって来ると思う。
思うに自分のボルダー力の限界は自分が思っているより、より高い値にあると思う。(保
持力、身体張力、瞬発力等。)
ただ、その能力を出し切る課題を普段自分が登っているかどうかが疑問なのだ。
どんどん、課題(ムーブ)の難度を上げて行くと良いと思う。
それも持久力を要する物より、ワンムーブがより激烈に難しい物が良い。
2,3手、激烈なムーブを繰り返すくらいが良いだろう。
終了点は高さではなく、手数の結果で決める。
(うっかりすると温い課題設定になりがちになりそうなので注意!)
(持久力は以前に書いた、「下部が出来たら、後から上部を作る。」の時点で養う。)
そうすると、少し前まで本気トライしていた課題が精態形化の時点では存外に易しく感じ、
ボルダー力の向上にもなるという好循環が出来そうだ。
そうして得たボルダー力は、岩の各ルートの早々のRPに貢献すると思う。
より高いグレードに取り付き、より高度なクライミングをする。
高度なクライミングはクライマーの能力をさらの押し上げるだろう。
そんな相乗効果が狙いだ。
今日の肝
・本気トライの強度をどんどん上げよう。
うっかりすると温くなりそうなので、注意しながら課題設定。
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