昨年暮れ、交通事故で重症を負った方が、今日、ジムでクライミング復帰を果たした。
足や腕を解放、粉砕骨折して入院。
以後、約2ヶ月半でクライミングを再開。
驚異の回復力だ、、
入院中のリハビリも早くクライミングを再開したいという気持ちがとても励みになったそう。
足に負担をかけないように、まずはロープ壁をトップロープで登る事に。
以前は12+のクラックやフェイスを登っていた氏も人工壁の8や9に手を焼いていた。
ご本人もかつての自分と比べて驚きを隠せない様子だったけど、とても楽しそうだった。
もちろん、じくじたる思いはあるだろうけど、クライミング復帰へ向けて確実な手応えは得
られていたように見えた。
僕から見ても、岩のルートの10台ならすぐに登れるようになりそうに見えた。(むしろ、岩
の方が様々なスタンスがあり、怪我によりハンデとなっている体を補う独自のムーブも出
せそうだ。)
ご本人曰く、今年は11台が目標との事。
僕も同じ立場なら、失望と喜びが入り混じった感想を抱くと思う。
そして、氏と同様に登るだろうな。
楽しいからなあ。
出来ればグレードを追いたいのは本音だけど、それが叶わないなら、また別の選択支で
登る。
グレードにこだわらないマルチピッチや様々な岩場へのツアーも楽しいだろうし、何より、
クライマー仲間と過ごす時間が楽しい。
そう考えると僕がクライミングから離れる可能性は極めて低いな。
まあ、クライミングから離れる事を、あえて今、考えなくても良いのだけど、逆境と対峙して
登る氏の姿に改めてそう実感した。
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