一昨日、積丹岳で知人が亡くなった。
詳細は報道の記事に譲るけど、ツェルトを携行していたようなので、決して山をあなどって
いた訳では無いと思う。
パーティから離れてしまったからといって何も出来なくなるような、行動を他人任せで山に
入るような人でもなかったはずだ。
救助にあたった関係各所の方も無念だったと思う。
多くの悪条件が重なってしまったのだろう。
一度、お会いしただけの人なのだけど、気を使って頂いた良い印象と多くの人に慕われて
いる人柄を知るだけに、少しだけの知人とはいえ悲しくなった。
僕も想像する事がある。
山や岩壁の中で動けなくなり死が迫る瞬間の事を。
実際にその時には想像を絶する恐怖、孤独、絶望を感じるのだろうけど、今はただ想像す
るしかない。
今回、亡くなった方も同じ感覚を経て旅立ったかも知れないし、自分にもその可能性がある
だろう。
そう考えると他人事とは思えない。
遠い知り合いとはいえ、手を合わせずにはいれらない気持ちだ。
故人のご冥福をお祈り申し上げます。
コメント
コメントフィードを購読すればディスカッションを追いかけることができます。