「景色が違って見える・・・」という表現を目や耳にする事があるけど、先日ジムでそれを
体験した。
通算200回はトライしたのではないだろうか。
カチ持ちのスローパーを繋ぐ薄被りのボルダー課題で、各ムーブはこなせるのだけど繋
げると落ちていた。
かつてはオーバーグレードだったのかも知れない。
通算、数日に渡ってトライしたけど、良い時や悪い時を繰り返し、むしろ登りのパフォーマ
ンスが落ちて来たので、一時離れた課題だった。
そして最近、再びトライしていた。
相変わらずこちらの調子の良し悪しが如実に出る課題と感じる。
だけど、何度かトライする内にこれまでで最高高度に達したのでこれはと思った。(という
か「イケる」とニヤっとして落ちた。。)
完登当日はさほど登りの調子が良いとは感じていなかった。
ホールドを保持する感触はむしろあまり良い感触ではなかった。
今日もダメかなと他の課題を触ったりしながら、今はどうかな今はどうかなと思いながら、
本命課題の再トライを試みる。
すると、核心を越えるキーホールドにわずかに良く指がかかる。
体が降られ落ちそうになる。(いつもこのパターンで落ちる。)
そして、毎回するように振れを堪える、、
するとぐだぐだになりながらも落ちずに振れが止まる。
後は前回失敗したデッドムーブ。
以前の失敗を繰り返さないように意識する。
デッド、成功!
マントルを返して完登。
ジムの課題ではかつてない感慨を味わった。
「景色が違って見える。」という言葉を聞くけど、まさにそれを感じた。
当日はジムには誰も居ないのに(証人いません。(笑))まるで見えない大勢の何かに祝
福されている気さえした。(笑)
その後も可能性を感じなかったムーブが出来たりと(これも減量効果?)積年のモヤモヤ
が晴れた一日でした。
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