以前、神居岩のある山の麓を流れる石狩川で、カエルがたくさん泳いでいるのを見た。
その話をしたら、カエル好きのクライマー仲間が見てみたいという。
そんな訳もあり、レストも兼ねて神居岩へまったりクライミングへ出かけた。
目的の?カエルは残念ながら居なかった。
残念だったね~と話つつ、ともかく岩へ。
同行者3名は皆ほぼ初心者。(全員女性。)
それぞれの目的を持っていたと思う。
中でも、伸び盛りのhalさんが調子良く、「タンポンひでき 10a」という10aとは言え、カチカチ
のホールドをバランシーに繋ぐ好ルートを登る。(オンサイト時は11aくらいには感じるんじゃ
なかろうか。)
初めのトライこそ苦戦したけど、その後のトライではRPの可能性を感じさせる良い登りに。
3便目は核心で惜しくもフォール。
これで最後という時間の最終トライで遂にRP。
初心者の彼女、核心ではきっとフォールの怖さと闘ったと思う。
そんなメンタルな部分をコントロールしながら登り、それを楽しめる人が僕はとても好きだ。
そんな人を優先して応援したくなる。
ちなみに僕の今回の目当てはナチュプロをプロテクションに登るルート。
クラックにプロテクションは取るけど、フェイス的なホールドもあり、純粋なクラックルートで
は無いけど、ナチュプロ初心者の僕には充分だ。
トポを見て前回よりもちょっと難しそうなルートを探す。(一年ほど前に易しめのルートを登
った。)
今回は「第2クラック正面 Ⅵ-」というルートを登る。
結果はテン山。。
フリーというよりはエイドクライミングだ。(笑)
デシマルグレードで9~10-くらいだろうか。
そこをクラックにプロテクションを取りながら登る感じ。
未知のルートという事もあるけど、まったく思い切れない、、
自分の作ったプロテクションが信用出来ず、フォールなど論外な心持ちで登っているので、
ぐだぐだだった。(笑)
まったりクライミングの予定が思わぬ本気トライ、、?になった。
それでも岩の割れ目にプロテクションを取りながらのクライミングは新鮮で、僕が作ったプ
ロテクションでもテイクくらいなら充分に効く事も体感したので、それはそれで大きな成果
だ。
ナチュプロのスキルはいずれ完璧に身に付けたい。
ボルトやハーケンなどの残置物を必要とせず、クラックさえあればどこでも登れるこの方法
はとても冒険的要素が強い。
「クライミングは冒険。」
そう思う僕にはとても魅力的なスキルだ。
コメント
コメントフィードを購読すればディスカッションを追いかけることができます。