3/21 「弁慶11c」 RP。
入念なオブザベを行なった。
フラッシュ狙うも叶わず。2撃目RP。
2撃目と言ってもアドバイスをもらった(ムーブを教えてもらった。)上での話なので微妙だが
ともかくフォールを恐れずムーブをこなせた事は評価していいだろう。
(けっこうこわかった。。)
入念なオブザベの効果は大きかったと思う。
核心ムーブはオブザベではとても思いつくものではなかったが
核心に至るまでのムーブは実際の登攀とオブザベのイメージが
ほぼ同じだった。
スムーズに核心に差しかかれる事はそこに至るまでの腕の消耗を抑える事が
出来るので大変有意義。
一便目、核心でしばしムーブを探るもパンプ落ち。
ムーブのアドバイスを受け(ホントはこれ無しが良いのだろうね。)2便目で敢行。
核心を無事越え、RP。
その後、「大人の日」を登る。
すでにRP済みのルートだけどひとつのホールドを見つけられず、テンション。
その後の登攀も腕の消耗が非常に激しく、すでにワンテン入っているため、
テンションを入れたくなるもガマン。
これもレストの練習と片手づつ腕を振るレスト動作を行い、パンプ軽減を図る。
良いホールド、スタンスを見つけてはレスト。
その後、トップアウト。
こういったレストの練習という意識での登攀もクライミング力向上に貢献するだろうな。
ここ数日、グレード11台を登っていて感じるのが
その多くが心(精神力、気力、気合?)で登っているという意識。
「う~、、もうテンション入れたいな。」「ここでランナウトして大丈夫なんだべか。。」
などという精神的な負荷をコントロールしつつ登っているという事だ。
3/23 「大山崎ひとみ11b」 RP。
あるアドバイスをもらったら、非常に簡単な核心ムーブだった。
核心部分のハングの形状がルーフで張り出しが大きかったり、
アドバイス無しのオブザベのみではムーブの発見が難しいせいか
アドバイス適用後の難易度は実際のグレードより低く感じた。
オブザベ。
やはり重要な作業だと思う。
考えてみるとおおよそ世の多くの事が事前に下調べを行なう。
クライミングではそれがオブザベでその多くは実際に初めてルートに取り付く段に
なって行なう事が多いがその作業はもっと多くの時間をかけるべきで
経験から導き出されたムーブが確信に至った時点で
実際の登攀を試みるべきなのかも知れない。
(そういった意味でクライミングの練習とは実際に登って身体能力の向上を図る時間と
オブザベを行なったり、他者から知識を得る時間、こうして感じた事を記録として
残す時間も能力向上の一部と言って良いのだろう。)
その上でもホールドやスタンスが地上からは見えなかったり、
思いもよらないムーブを要求されたためにオンサイトを達成出来なかったり
するかも知れないけど、そこまで入念に行なわれたオブザベは今後のクライミングに
とても有効に反映されると思う。
実際に初めて取り付いたルート上で思いもよらない困難に直面した場合、
それをとっさに解決する発想、ムーブの展開は多くの時間を費やしたオブザベに
よって身に付いたイメージ力によって解決されるのかも知れない。
さらにオブザベについて感じたのが現時点で限界グレードをはるかに越えた
グレードのルートを詳細に観察するのも良いのではないかという事。
最終的にRPを達成したいグレードの性質を知る事は
そこに至る過程の何を知るべきかを示してくれるはずだと思う。
だから11台を登っている現時点でも13台のルートの内容を知る事は有意義なはずだ。
*今日の肝
・オブザベという行為は初取り付きルート上の不測の困難に対して高い解決能力を
養うものなのかも知れない。
・高いグレードの内容を知る事でそこに至る過程での観察すべき事を知る。
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