20日
スピードオーバー 5. 12c RP。
ん?今年初のRP収穫ではなかろうか。
考えてみると春はずっとスペシャルランチをトライしていて未登に終わったので、スピード
オーバーが今年初めてRPしたルートだ。
昨年、核心と思われるムーブが分からなくて、散々、ムーブを探ったルート。
前回、ムーブを解決しトップアウトした。
もう少し、ムーブを詰めないとRPは難しいかなと思っていたけど、思いの他、RPに至る。
もちろん、厳しい事は厳しかったのだけど、消耗を感じて来てからの手(保持力)に粘りを
感じた。
ダメかなと思いつつも、あら行けた、、みたいな感じでのRPだった。
ここのところ、12台を登って感じるのが、最初に取り付いた時はけっこう激烈に感じるムー
ブも2度3度、行なう内にムーブが体に入り、消耗を強いられるルート構成も、これも粘れる
手(持久力的な。)でなんとかなるといった感じだ。
昨年との違いは能力の最大値が上がり、ムーブを起こせるようになった。
そこそこ厳しいムーブが続いても、RPに至れる持久力が身に付いた。(最大筋力が上が
る事による消耗の軽減含む。)
などなどといった事を今年、昨年と同様のルートを登っていて感じた。
願わくば、他の12台のルートも早々にムーブを見つけ、通算2,3日くらいの間でRP出来れ
ば理想的だ。
逆に12台のルートをそれ位で登れないと13台は戦えないだろうし。
21日
翌日は「ダイナマイト・ボンボン 5.12b」に取り付く。
このルートも昨年、核心のムーブがまったくこなせず、シーズンを終えたルートだ。
今年も始めは昨年同様まったくムーブが起こせず。
「う~ん、やはり足位置ですかね~。」と思いきや結局はホールドの持ち方だったようだ。
悪い悪いと思いながら持っていたホールドが持ち方を変える事でけっこう良い感じに効くよ
うになる。
ホールドが効くとこれまたムーブも起こせ、これまで取れなかった次のホールドも取れた。
そうなると後はこれまで未体験のゾーンへ突入。
バランシーなルートかと思いきや意外にパワー系だった事に驚く。
次の支点ボルトはマスターだったのでヌンチャクのみ掛けれたけど、クリップは出来ずに
力尽きフォール、、
ロープを手繰ったら手繰り落ちそうだったので、取りあえず、ヌンチャクは掴まずにフォール
した。(再度登るのがめんどくさい時や恐怖に負けた時はヌンチャクを掴む事も。^^;)
結果、ボンボン、トップアウト。
今のところの感触はRPが遠く感じるという事は無い。(すぐ出来るとも言いきれないけど。
(笑))
ボンボンも通算2,3日でRPに至れれば、申し分無い。
そうすれば、今年の目標だった、「シーズン中に主だった12台を登り、出来れば13台にも
触り、あわよくばRPも。(笑)」に順調に近づく事になる。
ちなみにこの日はエリアの清掃活動があった。
北海道の山岳会で組織する団体の主催で全道各地で清掃登山が行なわれた。
当日、僕が訪れた青巌峡では主にクライマーで組織する会、グループ・ド・ロシェが清掃を
担当。
普段、登っている立場の者として、僕らも清掃活動に加わる。
ここはクライマーだけが訪れる場所という訳ではないので、中には放たれたご本尊様がト
イレットペーパーと共に打ち捨てられていたりする。
普段はルートと戦っているクライマーもこの日ばかりは他人のブツとの戦いにもなるのだ。
だけど、戦いは戦い。
自分にもブツにも負けるわけにはいかないクライマーさん達はきっと健闘された事でしょう
。。(笑)