garbage in garbage out

青巌峡 08.5.30

「ワンダーボーイ11b」　RP。　

昨年の青巌峡で最後に取り付いていたルート。

今年に持ち越していたがこれがなかなか手強い。

核心に至るまでのムーブに無駄があると手が消耗してしまい

核心をこなせない。

今日は先週の体調不良を引きずっていて、持久力が非常に無い。

どうも時間がかかりそうな予感がしたけど、下部を意外に消耗少なくこなせ

核心に至る。

ホールドもすでに完璧に覚えていたので核心ムーブゴー。

セオリーどおりのムーブはヒールを大きく上げる楽しいムーブ。

なんとか無事通過でRP。

とりあえず、少便数RPの面目は保った。。

青巌峡 08.5.25

「爆発するぜ11c」に触る。

当日は雨の上に体調も悪く、一便出しただけで終了。

フラッシュトライ。

３ピン目がかけられずフォール。

取り付きからすでにきつく、激しく消耗、パンプ落ち。

途中でもうだめだと思ったところからガマン開始。

やはり気持ちで負けなければ、さらに上に行ける。

ランナウトも恐れず、気持ちでも負けない登りは出来たと思う。

ただ、クリップするためにこのまま手繰れば、間違いなくクリップホールドから

手が外れる確信。。

フォール。

11cにしてはとても辛い感があるけど、レストを挟めたらまた結果は違ったかも。

うまくレストが出来なかった事が敗因か。

（これまでの11台は途中で大～中レスト出来るポイントがあるルートが多かった。）

今回、特出すべきはやっぱり気持ちで登れた事かな。

もしそういう習慣が無かったら、きっともっと下でフォールしていたと思う。

ここでもランナウトする事の精神的コントロールが重要になる。

腕にある余裕の幅というか、ランナウトするからにはだいぶ余裕を持ってするのか

あるいはフォールしても大丈夫な位置だから、消耗していてもランナウトするのか。

ジュスティーヌの時もそうだったけど、いかに力の無い手を引っ張って使うか。

ガマンして登っていれば存外に効くホールドで回復も出来るケースもある。

言うまでもなく、フォールしても問題無い位置なら、手が消耗していてもランナウトして良い。

そういった意味では評価出来る登りだったと思う。

ランナウトに対する恐怖もだいぶコントロール出来てきた。

青巌峡 08.5.18

今年初の青巌峡。

昨年、登るのにとても苦労して、一度RPした後でも再現性がなく、

ワンテン地獄にはまりながら登っていたルートがある岩場。

年が変わり、約半年分の成長の変化をどう感じることが出来るか楽しみだった。

男はバイオレンス11a、ジェロニモ11a、ワンダーガール11a。

これらはすんなり登れた。

ジェロもガールも昨年、何度も何度もトライしてやっとの事、再現性の無い

核心越えを果たしたルートだった。

数ヶ月経過しているのだからその成長分があるのは当然だけど、

その変化はやはりうれしい。

 

エカシ11c/d　RP。　2便目。

で、当日の狙いのルート、エカシ。

マスター、フラッシュ狙い。

核心と思われるセクションの一手がとれず、フォール。。

理由は明確。

核心に至るまでの消耗と手が低かった事。

小さめのホールドを見逃し、あるムーブを失敗。

2便目では核心下部まで無駄が減り消耗も少なくなる。

最初に失敗したホールドもきちんと使いムーブを起こす。

RP。

 

その後、ワンダーボーイ11bに取り付く。

核心下を適当にこなしていたら、核心でドパンプ、フォール。

その後も同じような事をしていたら、とうとうその日は完登出来ず、

次回に持ち越してしまった。。

かなり舐めてかかった感があった。。

ふざけてさえいたかも。。

今や核心はいかに核心手前、下部で消耗しないかとなっている。

まじめにオブザベしよう･･･。

 

久々の青巌峡。

自分自身のクライミング力の成長を感じられて満足。

またひと夏、通う岩。

どんなグレードのルートまで触るか分からないけど、

11台の精態形化をきちんと計り、再現性のある登りをして行きたい。

捨てグレードはもちろんあっても良いけど、狙いのグレードは自分の能力と相談して。

ジュスティーヌの時のように捨てルートが存外に最高グレードを更新してしまう

場合もあるのでそれも楽しみ。

テラスでレストする僕とてらさん。

 

 

 

 

 

 

 

義経岩 08.5.10/11

5/10

ジュスティーヌ12dに取り付いてみる。

子供ジュスティーヌは以前に終わらしているので問題なかった。

今回は子供よりさらにハングを越えて登るグレード12dのジュスティーヌ。

難しいトラバースというこれまでに無かったムーブに苦しむ。

ハングの乗っ越しも苦手なかんじ。

テンション。

セルフを取った後、何度かムーブを起こす。

数回トライして、なんとか乗っ越す。

その後、フェイスをトラバース。

トップアウト。

 

5/11　

ジュスティーヌ12d　RP。　6便目。

ともかくきつかった。。

RPトライの前はかなりナーバス。

今回のRPは周囲のクライマー仲間に助けられた感が大いにある。

正直、最初の数便はやっぱり気合いが足りなかった気がする。。

何しろ、初グレード12にしてd。

ぶっちゃけ、そうすんなりRP出来るとは思えない。

こりゃやっぱり、数十便かかっちゃうかな。

12dならかかってもしょうがないしな。

なんていう考えがあったのだと思う。

でも、2便目でトップアウト。（セルフとりながら何回も核心やったけどね。）

4便目で核心一手とれずフォール。

なんてなるとこれは狙えるかな。なんて思えて来た。

「よっしゃ、ここで本気モードで狙いに行くぞ。」となったものの、

5便目核心でフォール。

当日は3便目のトライでだいぶ体がやられて来ていたため、

この便で最後にしようかなと思っていたけどやはり再RPトライをする事に。

なんか、核心でのフォールは心が先に折れたような気がしたし、

何より周囲の仲間の熱い登りを見せられたとあってはぬるいクライミングは出来ない。

（いや、どっちにしてもがんばらないとね。）

フォール地点でセルフはとらず、その場からロワーダウン。

しばし回復をさせた後、再トライする事に。

6便目。

核心。

気合いの声を入れる。！

キーホールド、保持。！

「何度も便を重ねられないぞ。！オレガンバ。！」

気合い。！

因縁の一手を保持。！

ジュスティーヌ12d　RP。

最後は完全に心の要素が強かったと思う。

登る環境（良い指導者。一緒に登る仲間。充実したトレーニング設備等。）は大事ですね。

 

＊今日の肝。

・やはり心の持ちようは確実にRPを左右する。

・ドバンプした手でも案外使える。

　だから体が悲鳴を上げてもガンバ。！

義経岩 08.5.7

当日、どこも天候があまりよろしくないため行き先に迷った。

先日書いたデビルズファイアーなどを陥としに神居岩に行きたかったのだけど、

雨で登れなければ元も子も無いので無難に義経行きに決定。

ハングの張り出しのおかげで風が強くなければ雨にあたらずに登れる

ルートがいくつかある。

取り付いたルート。

ブラックホール、プリンセスロード、アラク、バチあたり、ひよどり越え、アラク。

久しぶりにプリに触ってみたかったので登った。

想像以上にキツイ！！

やはり、一度ＲＰしたルートとはいえ、けしてあなどれない。

前回の日記に書いたように舐めてかかってはまたテンションが入る。

なので当然、全開。

続いてアラクも全開。

核心では怒気さえこもったデッド。

（自分の精神的な不甲斐なさには腹立たしささえ感じていた。）

当日はひよどり越えのみ、核心の一手が取れなかった。

その他のルートはオッケー。

やはり、気合いの問題もずいぶんあったのだろう。

今後の教訓にしたい。

帰り道に石山緑地というボルダーがいくつかある公園があるという話になり、

時間も少しあったので寄ってみる事に。

これがどうしてなかなかクラックの走った岩がいくつかあり、

ナチュプロの練習にもよさ気。

ボルダーもさる事ながらクラックがあった事は大きな発見。

ナチュプロでのテンションの練習も出来そうだし、

何より、こんな身近にクラックの練習が出来るところが大変良い。

石山緑地　無名クラック

 

義経岩 08.5.6

本日も義経岩。

まだ数日は行きそうですよ。

今日、取り付いたルート。

バチカルゴ。バチあたりから取り付き、エスカルゴの核心ハングを越える。

バチあたりとエスカルゴを足して、バチカルゴ。

相変わらず、バチあたりでテンションが入る。

どうもやはり、ＲＰトライの時のような気合いが足りないようだ。

気合いがいかに大事かを痛感。

その後のひよどり越えでも核心ハングでテンション。

気の持ちようというか、どうも一度ＲＰしたルートだと思って舐めてかかってるのかな。

たしかにそれでもちゃんと登れるルートもあるけど、そんな心持ちじゃ以降のルートにも響くぞ。

次からは本気トライの気迫で臨む。

 

＊今日の肝。

・一度、ＲＰしたルートでも舐めてかからない。

　気合いの一本。

義経岩 08.5.4

一応、義経岩の11台はすべてRPしたので、

後は各ルートの精態形化を図る。

11台で個人的に最も難しいのはやはり、うっしー（牛若丸11d）。

僕がうっしーをRPしたのはあるムーブを用いた方法。

で、さらに違うムーブがあって、それはあるホールドをデッドでぐわっと取る。

見ている者を画的に楽しませるムーブでそれが個人的には相当に難しい。

正直、前者の方法に比べてグレードが変わるのではないかと思うほど。

でも、ホントに苦手系のスラビーなルートと違って、うっしーはパワー系だ。

だから僕の場合、後者のムーブも自分のものにしなくてはならないのだ。

そんなわけで当日はそのムーブを繰り返し行なった。

僕の体形に合う良い位置のスタンスが片足の方にしか無く、

片方の足はだましだまし壁を蹴るかんじ。

でも、そんなスタンスの置き方も勉強になった。

義経岩の11台は一応ひととり終わったけど、

まだまだ強敵ルートは待ち構えている。

ジュステーヌ12d、ジュステーヌじいさん13a、スペシャルランチ13aにホットライン13b。

11台だって対マルチピッチの練習として一日に間髪入れずに何本も登るなどといった

登り方もある。

一応そろそろ、青巌峡へと転戦となる。

今度は秋にジュスティーヌ12d、及び、じいちゃん13aをより少ない便数で登りたい。

 

＊今日の肝。

・良い足が決まらなくても、マイクロスタンス、フリクションスタンスを

　上手に使おう。

 

神居岩 08.5.3

好きマル氏にナチュプロを教えていただいた。

カム、ナッツのそれぞれの特性、使い方。

まずはプロテクションをセットしていただき、

その後、トップロープで回収と再セットを体験。

感覚を知ったところで次はリード。

自分でナチュプロをセットしながら登る。

クラックの幅を見て、これくらいかなというカムを差し込む。

狭いクラックでも奥が幅広になっている場合などはナッツも良さそうなので

セットしてみる。

これがけっこう快感。

新鮮な体験だから楽しいのだろうね。

登ったルート。

第２クラック Ⅲ＋

４段テラス　ⅴ

1.5クラック　ⅴ

アルパインを楽しんでいるかんじだった。

グレードはやさしめでほぼ落ちる心配は無い。

自分でカムやナッツをセットしながら登る。

実際のアルパインでも基本的に同様で、支点にさらにハーケンや樹木が

加わるのだろう。

ナチュプロのセットは慣れと経験だろうな。

今年のフリーとアイスの端境期などはナチュプロのセットの練習を

密かにしようか。

これならビレイパートナー無しにでも一人で黙々と出来るね。

こういう地道な作業はやりたがる人も少ないんだよね。

端境期は初冬なので寒いし。。

 

フリーのルートも触る。

デビルズファイアー11c。

オンサイトトライ。

ワンテン、トップアウト。

ある一手が決まらずフォール。

「たられば」だけど「あの一手が決まればなあ～っ、、」と悔しかった。。

普段行く大抵の岩場ではちらりとでも他人の登りが目に入ってしまい、

純粋なオンサイトの機会はなかなか無い。

以前に大人の日11bをフラッシュして、ほぼオンサイトに近いものだったけど、

それ以前に登っている人の姿は視界に入ってしまうので厳密にはフラッシュ。

でも今回はそんな状況もなく、純粋にオンサイト狙いだった。

しかもマスター。

だから、普段あまり悔しいと思わない鳩的な僕も今回は悔しかった。。

デビルズファイアー。

嫌な記憶を留める、禍々しい名のルート。

薄暗い山中の苔の多い岩（北東面なのであまり日があたらない。）に存在するルートで

その内容も11台を登り込むレベルのクライマーには手厳しい。

まずは陥としてしまいたいルートだ。

IMG_3273

義経岩 08.5.2

エスカルゴ11d/12a RP。3便目。

下部、バチあたりより取り付き。

正規のルートは子供ジュスティーヌからだけど、

「バチあたりからの方が楽しいよ。」との進言によりバチより取り付く。

1便目、バチあたりでテンション。核心のハング越えでもテンション。

ともかくヌンチャクを架けにトップアウトを目指す。

初めてジュスの終了点に触る。

13クライマーが登るのをいつも羨望の目で見ていた13aルートの終了点でもあるので

ちょっとワクワク。

2便目、またバチでテンション。。

以前にRPしているルートだけに情けない。。

3便目、RP。

バチがむしろ核心だった？

エスカルゴのハングは簡単ではないけどすごく難しいかんじではなかった。

ただ、ルート開拓者の言葉で、とあるホールドを使うよう指定があるという話も聞いた。

該当するホールドはかなり悪い。

でもたしかにそれを使っての11d/12aなのかなという気もする。

ただ、基本的に使わなくても整合性は取れ、RPで良いのではとの事。

だから、RP。

今度は悪いホールドを使ってハングを越えたい。

11d/12aという12クライマーに限りなく近いけど違うような微妙なルートをRP。。

しかもホールドも曰くつき。

早くちゃんと12を登りたいところ。