garbage in garbage out

義経岩 09.5.6

ランチ、RPトライ。
若干の染み出しが続いている。
タオルで染み出しを止めれば、なんとか登れそうだったのでRPトライを試みる。
結果は敗退。
ここ数日、遊び倒していた（岩岩海岩という4日間。）ためか、端からよれ気味。。
核心ムーブではやはりデッドでの縦カチ取りの成功率が低い。
縦カチをスタティックに取れないだろうか。
取り付きから繋げ消耗するRPトライではデッドによる体の振れに縦カチを持つ指が耐えら
れない感じだ。
若干のムーブ修正をしてスタティックに取れないか試してみたい。
逃げ口実かも知れないけど、スタティックに縦カチを取れれば、次のムーブを起こせる気が
する。
RPトライは無理と判断して再びホットラインに取り付く。
今度は正規のルートを教えてもらう。
細かいけど、良く効くホールドを繋ぎながらワシワシ登って行く気持ちの良いルートだ。
一見遠いホールドもキョンを効果的に使う事でぐっと近くなるのも気持ち良かった。
早くランチをRPして心置きなく次のルートに進みたいところだけど、今はランチRPに集中だ。

ホットライン 5.13b かわぞー

 

神居岩 09.5.4

以前、神居岩のある山の麓を流れる石狩川で、カエルがたくさん泳いでいるのを見た。
その話をしたら、カエル好きのクライマー仲間が見てみたいという。
そんな訳もあり、レストも兼ねて神居岩へまったりクライミングへ出かけた。
目的の？カエルは残念ながら居なかった。
残念だったね～と話つつ、ともかく岩へ。
同行者3名は皆ほぼ初心者。（全員女性。）
それぞれの目的を持っていたと思う。
中でも、伸び盛りのhalさんが調子良く、「タンポンひでき 10ａ」という10aとは言え、カチカチ
のホールドをバランシーに繋ぐ好ルートを登る。（オンサイト時は11aくらいには感じるんじゃ
なかろうか。）
初めのトライこそ苦戦したけど、その後のトライではRPの可能性を感じさせる良い登りに。
3便目は核心で惜しくもフォール。
これで最後という時間の最終トライで遂にRP。
初心者の彼女、核心ではきっとフォールの怖さと闘ったと思う。
そんなメンタルな部分をコントロールしながら登り、それを楽しめる人が僕はとても好きだ。
そんな人を優先して応援したくなる。

タンポンひでき 10a halさん

 

 

 

 

 

 

 

 

ちなみに僕の今回の目当てはナチュプロをプロテクションに登るルート。
クラックにプロテクションは取るけど、フェイス的なホールドもあり、純粋なクラックルートで
は無いけど、ナチュプロ初心者の僕には充分だ。
トポを見て前回よりもちょっと難しそうなルートを探す。（一年ほど前に易しめのルートを登
った。）
今回は「第2クラック正面　Ⅵ－」というルートを登る。
結果はテン山。。
フリーというよりはエイドクライミングだ。（笑）
デシマルグレードで9～10－くらいだろうか。
そこをクラックにプロテクションを取りながら登る感じ。
未知のルートという事もあるけど、まったく思い切れない、、
自分の作ったプロテクションが信用出来ず、フォールなど論外な心持ちで登っているので、
ぐだぐだだった。（笑）
まったりクライミングの予定が思わぬ本気トライ、、？になった。
それでも岩の割れ目にプロテクションを取りながらのクライミングは新鮮で、僕が作ったプ
ロテクションでもテイクくらいなら充分に効く事も体感したので、それはそれで大きな成果
だ。
ナチュプロのスキルはいずれ完璧に身に付けたい。
ボルトやハーケンなどの残置物を必要とせず、クラックさえあればどこでも登れるこの方法
はとても冒険的要素が強い。
「クライミングは冒険。」
そう思う僕にはとても魅力的なスキルだ。

第2クラック正面 Ⅵ‐ かわぞー

義経岩 09.5.3

ランチのホールドが水の染み出しであちこち濡れていてヌメヌメ。
RPトライどころではないので、ランチをRPした次に登る予定だった「ホットライン 13b」の下
部を触ってみる事にした。
ルーフを抱え込みながら登るムーブは初めはとても激烈に感じる。
とは言え、精態形化が進めば、まったく歯が立たない内容でもなさそう。
一応、ルーフ部分のムーブは解決した。
狭い範囲に複数作られたルートという事もあり、誤って限定ホールドを使って登ってしまう。
（後日、正規のルートを教えてもらった。）
下部ではヒールフックでクライミングシューズが脱げるという現象を初めて体験した。（笑）
（ルーフを抱え込みながら登るムーブがある。）
スリッパタイプのアナサジからレースのミウラーへと変更。
初めて、ルートの性質により靴を使い分けた。
ミウラーのヒールはあまり大きくなく日本人の足にもきっちりはまるので、浅く悪いヒール
フックのスタンスがあるこのルートでは良さそう。
初めて取り付くルートで未知のムーブを探るのはやはり面白かった。

 

義経岩 09.4.29

スペシャルランチ、RPトライ。
2便出すもRP成らず。
2便とも、いつもは落ちないところでなぜか落ちる。
下から見ていた人によると左足の位置がいつもと違ったらしい。
いつもは流し気味なのが今回は変なスタンス位置に乗っていたらしく、それで体が壁から
離れたのでないかとの事。なるほど。
確かにそれなりに難しさはあるムーブなのだけど、久しくそこで落ちる事はなかった（ムー
ブが自動化していた。）部分なので不思議だった。
これまで落ちなかった場所ゆえの油断だったのかも知れない。
次はその部分も要注意。

当日はもう一人、スペシャルランチに取り付いているクライマーさんが居た。
若干17歳のR君。
なんと3便でランチRP、、
その後、ジュスティーヌ12dを1便でRP。（上部はランチと合流で同じなので1便RPか。）
とても良いものを見せてもらいました。

義経岩 09.4.18

スペシャルランチ、ワンテン。
少しづつ、RPには近づいているのかな。
一度、フォールして、少しハングドック後に登り出し、終了点まで到達。
思い当たる反省点はある。
核心でのムーブで足の処理が悪かったはずだ。
そこを改善すれば勝機はある・・・と思う。
中間、乗っ越し部分ではまたもや、胆振のO氏に目からウロコが落ちるホールドを教えて
もらった。
大変、ムーブが楽になる位置と形状だ。
これまでのムーブは消耗すると成功率が下がっていたので、とてもうれしい。
これで、乗っ越しで落ちる事はまずないだろう。（タブン・・・。）
う～ん、すべての動作がうまく行けば、RPの予感をひしひしと感じる、、（タブン・・・。）
毎回、気合いは入れているつもりだけど、次回もかなり気合いが入る。

ランチ、本気トライ後にジュスじいさんを中間レストポイントまで登る。（子供ジュスティーヌ
じいさん？（ややこしい。））
久しぶりの下部ルーフ部分は1回目で落ちずに登れた。
数ヶ月ぶりの割りには上出来だ。
中間トラバースも2度目で成功。
秋にはとても苦労したルートだけに最大値の向上を実感出来てうれしい。

やはり、スタティックが良い？（笑）

減量の一環でジョギングをしていると以前に書いた。
ところが実は膝が痛くなりジョギングを続ける事が困難になっていた。
「う～ん、それでは・・・」と思い、自転車で豊平川沿いを2時間ほど走る事に。
でも、どうもまず、自転車に乗るために河原まで行くというのが面倒くさい。
夜暗いとやはり走りづらい。
そもそも、自転車より、走る（ジョギング）方が性に合っているようだ。
そんな、悲喜こもごもの理由から、やはり、なんとかジョギングを続けられないだろうかと
思っていた。
そこで再び、自宅から路上へ走り出してみた。
少し走っただけで、やはり膝が痛い、、
「う～ん、、やはりダメか。。」と思いつつも、少し、ゆっくり走ってはどうかなと思い、ペース
を落とす。
すると、なんと痛みがほぼ無い！
さらに言えば、足をそっと地面に着けるよう意識すると尚良い。
クライミングで言えばスタティックだ！（笑）
傍から見れば、歩くより少し早いくらいのかろうじて走っているように見える姿かも。（笑）
ただ、減量目的なので、LSD（ゆっくりと長く運動するとより脂肪燃焼効率が良い。）的に
は都合が良い。
そもそも、減量目的のジョギングなのでオッケー。
クライミングもジョギングもやはり、スタティックが良い？（笑）

＊今日の肝
・多くの事に意外な盲点が存在する。

義経岩 09.4.11/12

スペシャルランチ13a、初RPトライ。
結果、RP成らず。
思ったより消耗との闘いだった。
まあ、分かってはいた事だけど、核心をかなり消耗した手でこなさなければならない印象
。。
今回は土日2日間をRPトライに。
1日目のRPトライ（2日間レスト後）がムーブもスムーズに流れ、最も良い感じだった。
2日目、ムーブの流れが悪い。
下部でムーブを迷ったりと余計な消耗をする。
そのせいもあってか、核心部では前日より大きな消耗を感じ、（いわゆる手が無い。）メン
タル面でも、登りながら「あ、これは無理っぽい。」というマイナスイメージが浮かぶ。
前日の疲労のためか、あるいはただ単に下部での流れの悪さのせいかは断定出来ない
けど、検証の必要があり。
ただ、いずれにしても、2日間4便出す事で得られる精態形化の方が疲労によるマイナス
面より大きいかなと思う。（僕の場合、13のRPを狙うなら、1日1～2便が良いパフォーマン
スを発揮出来る限界だ。）
レストポイントの位置やムーブの微調整など修正が必要な事も理解出来たし、短期間に
同じルートを繰り返し登る事でムーブが体に入る事の有効性の方を優先した方が戦略と
しても良いだろう。

スペシャルランチ13a。
前回RPしたグレード「13a」、ジュステーヌじいさんにあったような大きなレストポイントは無
い。
同じグレードでありながら、休ませないという意味ではその内容は大きく違う。
やはり、一筋縄では行かない印象だけれど、取り付きから下部をこなし、核心のデッドで
ガバを取れれば、RPの可能性はかなり高いと思う。（上部も消耗してこなすのは辛いけど
、なんとかなるだろう。（フェイスは手が消耗していても、案外闘えますよね。））
「人は想像しない事は出来ない。」、そういった意味で、今回のRPトライではより現実感を
持ってRPをイメージ出来るようにはなった。
次の数日レスト後のRPトライではかなり気合いを入れて狙って行こうと思う。

＊今日の肝
・「人は想像しない事は出来ない。」
　自分の能力限界のスペシャルランチのようなルートでは、そんな言葉の意味を
　実感を持って理解出来る気がした。

ランチ核心

義経岩 09.4.5

スペシャルランチ、核心突破。
胆振のフリークライミングの巨人、O氏によるご助言をいただき、ムーブを変更した。
僕にはそちらの方が合っていたようで、その日のうちに核心ムーブに成功。
日数を費やした核心越えだったので、まるでRPでもしたかのように爽快だった。（笑）
核心後の上部はジュスティーヌに合流してトップアウト。
先週、久しぶりにランチに取り付いた感じでは、持久力的にもRPは現実的なものだと思う。
丁度ゴールデンウィークが近いので通いやすく、なんとか春の義経シーズン（5月以降は
青巌峡へ行くので。）中にはRP出来るのではないかなと。（たぶん。。）

 

義経岩 09.3.29

今年、初義経岩。
久々に岩のルートを登った感じは体がとても重く感じた。
普段、ジムで登っているし、減量に成功しているにも関わらずそう感じるという事は何か別
の要素によるものなのだろう。
思うに通っている頃は体に刷り込まれていた特定のルートのムーブも、しばらく登っていな
かった事によって体が忘れ、その結果、動きがギクシャクするのだと思う。
要はしばらくやっていなかった事を久しぶりにやったからだという事だろう。（笑）

昨年はジュスじいさんまでRP。
ランチの核心ムーブが出来ずに義経通いは終了した。
そして、今年楽しみだったのはランチの核心。
冬の間のジム練の成果がどの程度出るか楽しみだった。
結果はいきなり核心突破とはいかなかったけど、以前は2本でしか保持出来なかったカチ
ホールドが3本半くらい指がかかる事が分かった。
体を引き上げる際に力が入るので、これは大きな違いでうれしい。
後は取り付きからテンションが入るまでの到達高度が随分高くなった。
最大筋力と持久力の成長分だろう。
一年前は各駅停車で支点ごとにテンションを入れて登っていたルート「スペシャルランチ」。
登った翌日は普段ならない筋肉痛にもなった。
今回は筋肉痛にもならないし（最大筋力がアップした。）核心手前までテンションを入れず
に登れた。
一年分成長するのは当然なのだけど、グレード5.13台を闘える体になったと言って良いだ
ろう。（まあ、別の岩場では12台も登りますが。（義経岩は12台がほぼ無い。））
と、自分自身の成長の伸びしろを確認した義経岩だった。

スペシャルランチ 5.13a かわぞー

積年のモヤモヤ。

「景色が違って見える・・・」という表現を目や耳にする事があるけど、先日ジムでそれを
体験した。
通算200回はトライしたのではないだろうか。
カチ持ちのスローパーを繋ぐ薄被りのボルダー課題で、各ムーブはこなせるのだけど繋
げると落ちていた。
かつてはオーバーグレードだったのかも知れない。
通算、数日に渡ってトライしたけど、良い時や悪い時を繰り返し、むしろ登りのパフォーマ
ンスが落ちて来たので、一時離れた課題だった。
そして最近、再びトライしていた。
相変わらずこちらの調子の良し悪しが如実に出る課題と感じる。
だけど、何度かトライする内にこれまでで最高高度に達したのでこれはと思った。（という
か「イケる」とニヤっとして落ちた。。）
完登当日はさほど登りの調子が良いとは感じていなかった。
ホールドを保持する感触はむしろあまり良い感触ではなかった。
今日もダメかなと他の課題を触ったりしながら、今はどうかな今はどうかなと思いながら、
本命課題の再トライを試みる。
すると、核心を越えるキーホールドにわずかに良く指がかかる。
体が降られ落ちそうになる。（いつもこのパターンで落ちる。）
そして、毎回するように振れを堪える、、
するとぐだぐだになりながらも落ちずに振れが止まる。
後は前回失敗したデッドムーブ。
以前の失敗を繰り返さないように意識する。
デッド、成功！
マントルを返して完登。
ジムの課題ではかつてない感慨を味わった。
「景色が違って見える。」という言葉を聞くけど、まさにそれを感じた。
当日はジムには誰も居ないのに（証人いません。（笑））まるで見えない大勢の何かに祝
福されている気さえした。（笑）
その後も可能性を感じなかったムーブが出来たりと（これも減量効果？）積年のモヤモヤ
が晴れた一日でした。